ベリンジャーFAのカブス 一塁手補強としてホスキンスに興味か

カブスは昨オフ、ドジャースからノンテンダーFAとなったコディ・ベリンジャーと1年契約を結び、大成功を収めた。現在はベリンジャーとの再契約を目指しているとみられるが、昨オフのベリンジャー同様、今オフも「バウンスバック候補」の獲得に乗り出す可能性があるようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のパトリック・ムーニー記者によると、カブスはフィリーズからFAとなったリース・ホスキンスが自軍にフィットすると考え、獲得に興味を示しているという。

現在30歳のホスキンスはメジャー2年目の2018年に34本塁打、96打点、2022年にも30本塁打、79打点をマークするなど、パワーと選球眼を兼ね備えた一塁手としてフィリーズ打線の中軸を担ってきた。しかし、FA前のラストイヤーだった今季はオープン戦で左ひざ前十字靭帯断裂という重傷を負い、レギュラーシーズンを全休。ポストシーズンで戦列復帰を果たす可能性もあったが、結局ロースター入りは実現しなかった。

今季のカブスはエリック・ホズマー、トレイ・マンシーニ、有望株マット・マービスがいずれも期待を裏切り、一塁のレギュラーを固定することができなかった。ベリンジャーが中堅と兼任する形でその穴を埋め、夏場のトレードで獲得したジャイマー・キャンデラリオが一塁に入ることもあったが、両者ともシーズン終了後にFAとなっている。

中堅には有望株ピート・クロウ=アームストロングがいるため、カブスはベリンジャーと再契約して一塁手として起用する可能性もあるが、ベリンジャー争奪戦はヤンキースやジャイアンツとのマネーゲームが予想される。ベリンジャー引き留めに失敗した場合に備え、「プランB」としてホスキンスの獲得を検討しているのだろう。

なお、ホスキンスがフィリーズに残留する可能性はほぼ消滅している。フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は来季も引き続きブライス・ハーパーを一塁手として起用することを発表。DHにはカイル・シュワーバーがいるため、残念ながらフィリーズにはホスキンスの居場所がない。

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