最悪の島に不時着した機長と犯罪者 相容れぬ2人はともに元軍人だった 「ロスト・フライト」本編映像

2023年11月23日より劇場公開される、ジェラルド・バトラー主演の映画「ロスト・フライト」から、機長のトランスと犯罪者ガスパールによる“即席バディ”の共通点が発覚するシーンの、本編映像が公開された。

不時着した“世界最悪の島”からの脱出策を見いだすため、人里を目指して山中を歩く、機長トランスとつい先ほどまで手錠をつけられていた移送中の犯罪者ガスパール。ガスパールの持ち物にポケットナイフを確認していたトランスは、ガスパールに「元軍人か?」と尋ねる。これに対しガスパールは、過去を詮索されないフランス外国人部隊にいたと明かし、元軍人だったことが発覚する。しかし、捕まった理由には答えない。続いて、ガスパールからトランスへの質問が始まる。不敵な表情で武器のことばかり気にするガスパールに、トランスはいぶかしげな表情を浮かべる。そして、トランスが背を向けた一瞬の間に、後ろにいたはずのガスパールが突如姿を消す。

時を同じくして、航空会社の危機対策班では、「スコットランド系 元英空軍」というトランスの経歴が調べられていた。ここで、トランスとガスパールによる“即席バディ”の共通点が元軍人であることが明らかになる。さらには、大手の航空会社を経てLCCに移り、弱小のトレイルブレイザーに至るという経歴のトランスの背景には、酔った迷惑な客を締め上げて暴力トラブルを起こしたという事実も明かされる。

「ロスト・フライト」は、航空パニックのスリルと、脱出サバイバルの緊迫感を詰め込んだ、サバイバルアクション映画。機長としての責任をまっとうしようと奮闘するトランス機長を演じるのは、「エンド・オブ・ホワイトハウス」「ハンターキラー 潜航せよ」のジェラルド・バトラー。プロデューサーとしても参加している。トランスと手を組むことになる謎の多い犯罪者ガスパール役を勤めるのは、ドラマ「ルーク・ケイジ」のマイク・コルター。監督は「アサルト13」「ブラッド・ファーザー」のジャン・フランソワ・リシェが務める。

一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
戦争、テロ、航空機事故……。何が起きるかわからない時代だからこそ自分にだけ「まさかこんなことが!?」は起きないと誰も断言できない。本作が描く飛行機の墜落劇にしても、乗客にしてみれば「ただ乗っただけ」なのだ。ちなみに私は、この10年で飛行機でテロ未遂と気流による乱高下は経験した。もちろん「ただ乗っただけ」である。

■CRAZY COCO(芸人)
潔癖乗客の細かな癖、クレーム客のフレーズ、何をとっても忠実に再現されていて、序盤から「好きだな。」と直感。不時着を余儀なくされる緊急事態の中、機長の冷静かつ大胆な判断は、目を見張るものがあるが、一難去ってまた一難、、、自分が乗務中にこんなことが起きたらどう対応するか、、、そんなことを考えながら没頭していたら、いつの間にかエンディングになっていた。それぐらい映画の世界に臨場できるスリリングな映画。

■小林宏之(危機管理専門家・航空評論家)
極限状況の中で、乗客の生命を確保する究極の決断をする機長の対応、危機管理センターでの「何を最も大事にするか」という危機管理の基本である重要度の選択の葛藤など、航空機の運航、ゲリラとの闘いが細部に亘り現実味のある工夫がされており、リアリティーがある。
機長の責任感と、非常事態においては何を守るべきかという危機管理の本質を理解できる映画でもある。

■岩井志麻子(小説家)
自分のいる現実世界だと、緊張と不安と恐怖が続くのは耐え難いが、おもしろい映画だとそれらすべてが快感と興奮とときめきに変わる。

■酒村ゆっけ、(酒テロクリエイター)
はじまりから既にクライマックスで、永遠に登り続けているジェットコースターに乗っているような感覚でした。
見終えた今もまだ心臓がバクバクして鳴り止みません。

■人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
飛行機パニックにコマンドバトルを盛大にブチ込み!みんなが大好きな要素を足したカオスなシチュエーションを、渾身の力み顔で全てまとめ上げるジェラバト!!この手触りのアクション映画は未来永劫無くしてはならない。レンタル店で飛行機が爆散するジャケットを手に取った、あの頃の魂が再び燃え盛る傑作が爆誕した!!!

【作品情報】
ロスト・フライト
2023年11月23日(木・祝)TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
配給:ポニーキャニオン
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