ドジャースが大谷獲得に適する5つの理由 MLB公式サイトが特集

日本時間11月13日、MLB公式サイトのトーマス・ハリガン記者は「ドジャースが大谷翔平の獲得に適する5つの理由」を紹介する特集記事を公開した。ドジャース移籍を有力視されている大谷だが、ハリガン記者はその理由として「ハリウッドと大谷が完璧な組み合わせであること」、「ドジャースには今勝てる最高のチャンスがあること」、「ドジャースが大型補強に動くつもりであること」、「ワールドシリーズ制覇が急務であること」、そして「大谷獲得のために準備を重ねてきたこと」を挙げた。

【1】ハリウッドと大谷が完璧な組み合わせであること
ハリガン記者は「MLBの最大のスターは大都市に所属するものであり、ハリウッドほどスーパースターに相応しい場所はない」とコメント。「大谷は何があっても興行収入を集める選手になるだろうが、大都市の人気球団でプレーすることにより、フィールド内外での影響力が増幅される。大谷は南カリフォルニアでの生活を気に入っており、新しい環境への適応という面では何の心配もない」とスーパースターの大谷が大都市のロサンゼルスにフィットすると主張した。

【2】ドジャースには今勝てる最高のチャンスがあること
ハリガン記者は「大谷はメジャーで2871打席に立ち、投手として1951人の打者と対戦しているが、1度もポストシーズンに出場していない」とデータを紹介。「野球ファンとしては、何か特別なものを奪われているような気がする。大谷は29歳のシーズンを迎えるが、大谷が10月の舞台でプレーするのをこれ以上待ちたくない」と1人の野球ファンとして願望を述べた。そして「ドジャースは11年連続でポストシーズンに出場し、うち10度は地区優勝している。来季もワールドシリーズ制覇の有力候補だろう」と勝利を求める大谷にフィットするチームであることを強調した。

【3】ドジャースが大型補強に動くつもりであること
ドジャースは11年連続でポストシーズンに進出しているが、ワールドシリーズを制したのは2020年の1度だけ。2021年はリーグ優勝決定シリーズでブレーブス、2022年は地区シリーズでパドレス、そして今季は地区シリーズでダイヤモンドバックスに敗れた。ハリガン記者は「来季に向けてチームを改善する方法はいくつもあるが、ファンを再び活気づけるためには何か大きな補強が必要だろう」と指摘。「大谷獲得に匹敵する者はない」とした。

【4】ワールドシリーズ制覇が急務であること
現在のドジャースのレギュラーシーズンにおける無双ぶりは、1991~2005年に14年連続地区優勝(ストライキの1994年は除く)を成し遂げたブレーブスを彷彿とさせる。しかし、現在のドジャースと同様に、当時のブレーブスもワールドシリーズは1995年の1度だけだった。ハリガン記者は「ドジャースはもう1度優勝し、当時のブレーブスと同様のチームとして語られることを避けなければならない。そのためには大谷獲得以上に必要なものはない」と主張した。

【5】大谷獲得のために準備を重ねてきたこと
ドジャースは潤沢な資金力を持つチームであるにもかかわらず、コリー・シーガー、トレイ・ターナー、マックス・シャーザーといった大物選手たちを引き留めようとしなかった。昨オフの補強は1年契約とマイナー契約にこだわり、大きな出費を回避。2026年以降の契約を保証されている選手はムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンの2人だけである。ハリガン記者は「大谷獲得は1年以上前から契約されていたように見える。彼らのやってきたことすべてが大谷獲得につながっている」と指摘。先発投手陣に不安を抱えるドジャースだが、今さら大谷獲得のプランを変更するわけにはいかないというわけだ。「あとは大谷と契約を結ぶだけだ」とハリガン記者は自身の記事を締めくくった。

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