熊本のGK増田卓也が34歳で現役引退、広島、長崎、町田でプレー「心の底から感謝しています」

現役引退を発表した熊本GK増田卓也[写真:©︎J.LEAGUE]

ロアッソ熊本は13日、GK増田卓也(34)の現役引退を発表した。

増田は広島県出身で、広島皆実高校、流通経済大学と進学。2012年にサンフレッチェ広島でキャリアをスタートさせた。

GK西川周作(浦和レッズ)の控えとしてのキャリアスタートとなったが、2013年には西川の負傷により明治安田生命J1リーグでデビュー。しかし、その大宮アルディージャ戦では富山貴光と激突。共に脳震とうを起こして救急車で搬送されていた。

その後復帰するも、控えの立ち位置は変わらず。2017年、2018年はV・ファーレン長崎、2019年と2021年はFC町田ゼルビアへと期限付き移籍。2022年から熊本に完全移籍していた。

熊本では2シーズン在籍し、J2で2試合に出場するに留まっていた。

増田はJ1通算10試合、J2通算82試合、リーグカップで11試合、天皇杯で8試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で2試合、クラブワールドカップで1試合に出場していた。

また、U-18からU-23まで世代別の日本代表も経験していた。

増田はクラブを通じてコメントしている。

「ロアッソ熊本のファン・サポーターの皆様、2023シーズンも熱い応援をありがとうございました。この度、今シーズンをもちましてロアッソ熊本を退団する事になりました。在籍2年間でJ1昇格という目標を達成する事ができず、申し訳ありませんでした。また、この場を借りまして、プロサッカー選手としてのキャリアに歩みを止める事をご報告させていただきます」

「サンフレッチェ広島、V・ファーレン長崎、FC町田ゼルビア、ロアッソ熊本で、サッカーを通してたくさんの出会いがあり、素晴らしい経験をすることができました。心の底から感謝しています」

「そして、どんな時も応援し続けてくださったファン、サポーターの皆様、11年間、本当にありがとうございました」

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