南部ヘルソン砲撃で死者相次ぐ 奪還1年「ロシア支配続かず」

ウクライナ南部ヘルソン州のロシア実効支配地域で、ウクライナ側を攻撃するロシア軍=9日(タス=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ南部ヘルソン州の検察は11日、ロシア軍が州都ヘルソンを砲撃し、1人が死亡、2人が負傷したと発表した。ウクライナメディアは13日、ロシア軍が過去24時間で50回以上ヘルソンを砲撃、住宅街で死傷者が出たと報じた。11日はウクライナ軍のヘルソン奪還から1年となり、攻撃と関連している可能性がある。

 ゼレンスキー大統領は奪還1年に合わせて通信アプリにメッセージを投稿し「敵の力に屈しなかった人々は世界を鼓舞した。ロシアの支配が永遠に続くことはない」と訴えた。

 11日には首都キーウ(キエフ)に9月以来となるロシア軍のミサイル攻撃があった。負傷者の情報はない。

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