地方球場にAIカメラ設置 伊藤忠、自動編集しネット配信

AIカメラがバックネット側から撮影した映像(伊藤忠商事提供)

 伊藤忠商事は13日、ケーブルテレビ局と連携し、野球専用のAIカメラシステムを活用して、地方球場で行われるアマチュア野球の試合をネット配信する取り組みを始めると明らかにした。最適な映像をAIが自動で撮影、編集し、通常より少ない人員で中継できるという。地域スポーツの振興につなげたい考えだ。

 学生や社会人野球を想定しており、テレビ中継がない身近な人の活躍をスマホなどで気軽に観戦できるようにする。来年1月に西日本の球場1カ所で導入し、1年間試験運用する。今後5年間で、50カ所に広げることを目指す。

 ケーブル局に放送設備などを納める子会社の伊藤忠ケーブルシステムが連携を呼びかける。

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