昨夏復帰のライプツィヒで苦戦ヴェルナー、今冬に移籍の可能性も?

現状ライプツィヒの前線で4番手に甘んじるヴェルナー[写真:Getty Images]

RBライプツィヒに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(27)に今冬の移籍の可能性が浮上しているようだ。

2020年夏にチェルシーへ移籍するまでライプツィヒで156試合90ゴール40アシストと圧倒的なスタッツを叩き出していたヴェルナー。ただ、昨年夏にチェルシーから完全移籍で復帰して以降は、エースとして活躍していたかつての輝きを取り戻すことができず。

今シーズンここまでは公式戦13試合(先発3)の出場で2ゴール1アシストの数字にとどまっている。現状ストライカーの序列ではロイス・オペンダ、ユスフ・ポウルセン、ベンヤミン・シェシュコに次ぐ4番手に甘んじている。

また、来年に自国開催のユーロ2024を控えるなか、ドイツ代表でも序列を下げており、ライプツィヒで指導を受けたユリアン・ナーゲルスマン新監督の存在はありながらも当落線上の扱いだ。

そういったなか、ライプツィヒでスポーツディレクターを務めるルーヴェン・シュレーダー氏は、ドイツ『ビルト』で悩める元エースの去就について言及。今冬の移籍の可能性を除外していない。

「彼は競争に直面しなければならないチームの一員だ。そこにはパフォーマンス原理が少なからずある。そして、現時点で他のプレーヤーが少し先を行っているとすれば、ティモもまた、すべてに直面し、問題を受け入れる一人だ」

「(今冬の移籍の可能性は?)今はそれについて話す気はない。我々はチームを見守っているが、個々に何か別のことを考えていると話すプレーヤーも必ずいるだろう。我々は常にそういった問題に直面している」

なお、2026年まで契約を残すヴェルナーは、ライプツィヒがチェルシーから買い戻し時にに2000万ユーロ(約32億4000万円)+アドオンという移籍金を支払っており、それと同程度のオファーが届かなければ、売却する可能性は低いという。そのため、仮に今冬移籍する場合はレンタル移籍が選択肢となる。

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