シティで燻るカルヴァン・フィリップスに1月のユベントス移籍の可能性浮上… クラブ幹部がレンタルを検討

去就に関する話題が増えていきそうなカルヴァン・フィリップス[写真:Getty Images]

ユベントスがマンチェスター・シティのイングランド代表MFカルヴァン・フィリップス(27)獲得の可能性を探っているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

2022年夏にリーズ・ユナイテッドからシティへと移籍したものの、思うように出番を得ることができていないフィリップス。今シーズンも状況は変わっておらず、公式戦8試合の出場のうち、先発したのはEFLカップ(カラバオカップ)の1試合のみとなっている。

そんなフィリップスはイングランド代表の座やユーロ2024の出場を逃したくないようで、定位置を保証してくれるチームを探しているとのこと。シティも買い取りオプションが付帯しないレンタル移籍であれば受け入れる準備があるという。

そこで移籍先として浮上しているのがユベントス。スポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏と補佐役のジョバンニ・マンナ氏は、先日イングランドへ遠征を行い、6日にはロンドンでトッテナムvsチェルシーを観戦している姿が目撃されていたとのこと。この旅の一番の目的はさまざまな代理人と接触することだったようで、フィリップスのマネジメント事務所である「CAAステラ」とも話し合いを行ったとのことだ。

この会談のメインは、こちらもCAAステラが代理人を務めるMFニコロ・ファジョーリ(違法賭博により7カ月の出場停止処分中)の契約更新に関する話し合いだったようだが、その後にはフィリップスの1月の移籍の可能性や、6カ月間のレンタル移籍の可能性についても確認を行ったようだ。

また、ファジョーリと同様の理由で10カ月間MFサンドロ・トナーリを起用できないニューカッスルもフィリップスの獲得に興味を示しているとのこと。しかし、シティとしてはプレミアリーグのライバルでもなく、チャンピオンズリーグ(CL)で対戦することもないユベントスに貸し出す方が好都合のようだ。

ネックとなるのは給与面で、フィリップスの現在の年俸は500万ユーロ(約8 億1000万円)。コスト削減を目指しているユベントスにとっては決して安くない支出となる。

一方、フィリップスをレンタルで迎え入れることができれば、他の選手の獲得に動く余裕ができる可能性も。トッテナムのMFピエール=エミール・ホイビュアやサッスオーロのFWドメニコ・ベラルディに目をつけている他、アーセナルのMFトーマス・パルティやウディネーゼのMFラザール・サマルジッチが候補に挙がっているようだ。

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