黒海臨時航路に100隻 8月以降、穀物輸出継続

ウクライナ東部ドネツク州バフムトで、無人機による軍事作戦を準備する兵士ら=12日(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナが8月に設けた黒海の臨時航路を利用した貨物船が計100隻に達した。米国のブリンク駐ウクライナ大使がX(旧ツイッター)で明らかにした。総計370万トンの食糧や物資を輸送したという。ウクライナ産穀物の輸出合意からロシアが7月に離脱し、穀物輸出を続けるためウクライナが独自に航路を設けていた。

 臨時航路は従来よりも沿岸近くを航行するルートで、陸上の防衛システムで安全を保証する。ルーマニア領海を通過してトルコに向かう。

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