「となベジ」料理、検索300万件に 記念で野菜レシピ商品化

野菜レシピを商品化した総菜=砺波市栄町

  ●砺波市健康センターが開設、「あと一皿」の機運に

 砺波市健康センターが料理検索サイト「cookpad(クックパッド)」で開設する野菜料理コーナー「市公式キッチン」の閲覧件数が300万件を突破した。13日から突破を記念してアクセスの多いレシピを商品化し、市内のスーパー2店で販売を始めた。1日の野菜摂取の目標量350グラムに届かない「あと一皿」の摂取を盛り上げるきっかけづくりにする。

 市は、市民の野菜の摂取量を増やして生活習慣病を予防する「となベジプロジェクト」と銘打ち、市公式キッチンに10月末現在で簡単に料理できる野菜料理のレシピ789件を掲載。2020年6月の開設以降、アクセス件数は1日2500件以上あり、10月末で300万件を超えた。

  ●19日まで限定販売

 このうちアクセス件数が多い「にんじんしりしり」(約6万6千件)と「大根といかの煮物」(約1万9千件)のレシピを、同センターから依頼を受けた丸圓商店(砺波市)グループの仕出し料理などのふたつわ食品(同市太田)が商品化。「となベジ」のシールを商品に貼付し、スーパー「ヴァローレ」砺波店と庄川店で、19日まで期間限定で各店20個前後を販売する。

 同センターは「となベジプロジェクト」で野菜を食べ、野菜から食べることを推奨しており、担当者は「あと一皿の野菜を食べるきっかけにしてほしい」と市民らに野菜摂取による食生活改善を促した。

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