●中部北陸・ジュニア女子部門で優勝 「いずれ世界へ」
金沢市鳴和中1年の高橋凪（なぎ）さん（12）が13日までに、名古屋市で行われた「ブレイキンブロック選手権中部北陸」のジュニア女子部門で優勝した。昨年の2位から雪辱を果たし、来年2月の全日本選手権出場へ弾みをつけた。ブレイクダンスは来夏のパリ五輪の正式種目で、高橋さんは年齢制限で出場できないものの、「いずれは世界大会に出たい」と意欲を燃やす。
ジュニア女子部門は15人ほどが出場した。コンテスト形式の予選を経て、決勝に進出した8人が1対1方式で即興音楽に合わせてダンスバトルを繰り広げた。高橋さんは身長約140センチと小柄ながら背中や肩を中心に床で回転する技、個性的なステップ、表現力の高さなどを次々と披露した。
高橋さんは4歳上の姉の影響で、夕日寺小2年の時、ダンスを始めた。音楽に合わせて踊る楽しさに触れ、城北市民体育館や森本市民体育館などに毎日通い、約3時間の練習に励んでいる。
パリ五輪は2008年12月31日以前に生まれた選手が対象で、高橋さんは出場できない。高橋さんが見据えるのは来年2月の全日本選手権。国内最高峰の大会で、前回は3位になっており、「大がつく負けず嫌い。今回こそ優勝したい」と意気込んでいる。
