滋賀の最高峰・伊吹山が初冠雪、平年より7日早く 比良山系でも観測

平年より7日早く初冠雪を観測した伊吹山(13日午前9時、米原市朝日付近)

 冬型の気圧配置に覆われ、上空に広く寒気が流れ込んだ13日朝、京滋最高峰の伊吹山(滋賀県米原市、1377メートル)では初冠雪を観測し、彦根地方気象台が発表した。平年より7日早く、昨年より19日早いという。比良山系(大津市)でも初冠雪を観測した。平年より8日早く、昨年より18日早いという。

 伊吹山では、山頂から中腹にかけ山肌をうっすらと白く染めた姿が、間もなく訪れる冬の厳しさを予感させている。伊吹山ドライブウェイを運営する日本自動車道(岐阜県関ケ原町)によると、山頂駐車場(標高1260メートル)では13日午前6時時点で3センチほどの積雪があり、午前7時ごろには今季最低の氷点下1.67度を記録した。

 同気象台によると、上空1500メートルで氷点下3度の12月中旬並みの寒気が近畿地方に広く流れ込んだことが降雪につながったといい、県内各地も冷え込んだ。14日にかけて寒気はゆるみ、天気も回復に向かうが、長浜市や高島市の北部ではしぐれる見通し。

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