ブレーブスが大物FA投手獲得に動く ノラとグレイが候補に浮上

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じたところによると、今季メジャー最多の104勝を挙げたブレーブスはFA市場で先発投手の補強を目指しているようだ。来季のブレーブスはマット・オルソンの2200万ドルがチーム最高年俸の予定だが、ローゼンタール記者によると、ブレーブスは高額年俸に相応しい投手を獲得できるのであれば、それ以上の金額になっても構わないと考えているという。地区6連覇中の常勝軍団に大物FA投手が加わることになるかもしれない。

ローゼンタール記者はブレーブスが獲得に動く可能性のある投手としてフィリーズからFAになったアーロン・ノラ、ツインズからFAになったソニー・グレイという2人の右腕の名前を挙げている。ノラはブレーブスのリック・クラニッツ投手コーチ(2016~18年にフィリーズに在籍)と親密な関係にあり、またルイジアナ州バトンルージュ出身のため、南部のチームへの移籍を好む可能性があるとみられている。グレイはジョージア州に隣接するテネシー州出身で、同州のバンダービルト大学に通っていたため、ノラ同様にブレーブスへの移籍を好む可能性があるという。

ブレーブスはチャーリー・モートンの来季オプションを行使しており、スペンサー・ストライダー、マックス・フリード、モートン、ブライス・エルダーで先発5枠のうち4枠は確定。空席は残り1枠のため、エース級の獲得に動くことはないと見る向きもあったが、2年連続で地区シリーズで敗退しているというチーム事情もあり、先発陣の強化が必要と考えているようだ。1年後にフリードとモートンがFAとなるため、複数年保有できる先発投手を確保しておきたいという狙いもあるだろう。

なお、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、早い段階からノラに興味を示しているチームは2つあり、1つはブレーブス、もう1つは投手補強が急務のカージナルスだという。一方、フィリーズはノラとの再契約にあまり積極的な姿勢を見せておらず、ローゼンタール記者は「デーブ・ドンブロウスキー編成本部長はブレイク・スネルのような、より三振が取れる投手を好むかもしれない」と伝えている。また、フィリーズはノラやスネルほどのコストがかからないことが予想されるグレイに興味を示していることも報じられている。

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