深まる秋を「文化」と「芸術」が彩る 宇都宮市の旧篠原家アートデイ

 深まる秋に文化と芸術が彩ります。宇都宮市では、国の重要文化財に指定されている住宅を舞台に芸術家たちが創作したアート展が開かれています。

 まるで写真のような絵や掛け軸をイメージした絵など美しい作品の数々が風格ある空間に並びます。

 会場の旧篠原家住宅は、しょうゆの醸造や肥料の販売などで財を成した豪商の篠原家が明治時代に建てたもので、国の重要文化財に指定されています。

 作品は、活躍が期待される芸術家に宇都宮市が贈る「宇都宮エスペール賞」を受賞した3人が手掛けたもので、合わせて12点が展示されています。

 イベントは、受賞者を支援するとともに市民が芸術文化に触れる機会を作ろうと2011年から2年に1度開かれていて今回が7回目です。

 なかでも、笹川アツコさんの作品は、旧篠原家住宅の障子や床の間を生かしたものになっていて、文化財と芸術の調和を味わうことができます。

 イベントは、11月19日まで開かれています。

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