SaToMansionが古里・二戸でライブ 「北桜高」校歌も披露

熱いステージを繰り広げる「SaToMansion」

 岩手県二戸市出身の4兄弟ロックバンド「SaToMansion(サトウマンション)」は結成8周年となる11日、同市石切所のなにゃーとでワンマンライブ「南部事変2023」(盛岡クラブチェンジ主催)を行った。「若い人たちにもロックバンドやライブの間口を広げたい」と18歳以下を無料とし、音楽を通してまちを活気づけた。

 4人が姿を現すと、グッズのタオルやTシャツを身に着けたファンら約400人が歓声を上げた。兄弟が一つのバンドに集結するストーリーを描いた「RUNAWAY BOY」やサッカー・いわてグルージャ盛岡公式応援ソング「FLY AWAY」などを披露。熱いステージで魅了した。

 アンコールでは、メンバーがかつて学んだ福岡工高と一戸高の統合で来春に開校する「北桜高」に向けて作詞作曲した校歌「栄光」をロックバージョンで届けた。家族で訪れた一戸高3年の山本真妃(まひる)さんは「学校で歌う雰囲気とは違い、にぎやかで楽しい感じ。地元の人がステージで輝く姿はかっこいい」と満喫した。

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