渋谷に言語が「見える」カフェ デフリンピックまで2年

言語を「見える化」するデジタル技術を体験できるカフェの外観=14日午前、東京都渋谷区

 2025年に東京で開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」まで15日で丸2年となるのに合わせ、東京都は14日、渋谷区に開設した、言語を「見える化」するデジタル技術を体験できるカフェを報道陣に公開した。

 聴覚障害者との共生社会への理解を深める目的で、15~26日の期間限定でオープン。客は注文の際、音声をテキスト変換したり、手書き文字を表示したりするアプリを使って聴覚障害のあるスタッフとやりとりする。

 カフェでは、音声やキーボードで入力した内容を表示する多言語対応の透明ディスプレーのほか、髪や襟元などに着けて振動と光で音の特徴を感じる機器なども体験できる。

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