王者レンジャーズが大型補強へ 大谷、ヘイダーらがターゲットか

ナ・リーグ王者のダイヤモンドバックスを4勝1敗で破り、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたレンジャーズだが、どうやら1度の優勝だけでは満足していないようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者はレンジャーズが今オフのFA市場で大型補強に動くことを予想。2年前のオフにコリー・シーガーやマーカス・セミエン、1年前にもジェイコブ・デグロムやネイサン・イオバルディを獲得するなど、大型補強を続けてきたレンジャーズだが、今オフもその積極性が失われることはなさそうだ。

レンジャーズが獲得に乗り出す可能性のある最大のビッグネームはもちろん、大谷翔平だ。大谷は「地理的条件をあまり重視していない」ことや「ワールドシリーズ制覇に近いチームへの移籍を望んでいる」ことなどが報じられており、テキサス州に本拠地を置き、今季ワールドシリーズ制覇を成し遂げたばかりのレンジャーズにもチャンスがあるとみられる。実際、米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者はレンジャーズを本命ドジャースの有力な対抗馬に挙げている。

レンジャーズは今季チーム最多の55試合で指名打者としてスタメン出場したミッチ・ガーバーがFAとなった。指名打者兼2番手捕手としてガーバーと再契約する可能性も残されているが、現時点では指名打者の枠は空いている。また、2024年の先発ローテーションが固まっている一方で、1年後にはマックス・シャーザーやアンドリュー・ヒーニーがFAとなるため、「2024年は投げられないが2025年には復帰できる」という大谷は投手としてもレンジャーズにフィットする存在だ。

もう1人、レンジャーズの有力な補強ターゲットに挙げられているのがジョシュ・ヘイダーだ。今季のレンジャーズはメジャーワースト7位の救援防御率4.77を記録するなど、ブルペンが安定感を欠いていた。今季パドレスで61試合に登板して2勝3敗33セーブ、防御率1.28、奪三振率13.58をマークするなど、メジャーを代表するクローザーとして活躍を続けるヘイダーは補強ポイントに合致する存在だ。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」ではヘイダーをFA選手ランキングの8位に置き、契約規模を6年1億1000万ドルと予想。3人のライターが満場一致で移籍先にレンジャーズを挙げた。

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