V長崎 連勝もプレーオフ進出逃す フアンマ得点王に サッカーJ2

【千葉-V長崎】前半21分、同点ゴールを決めたV長崎の澤田(中央)がボールを持ってセンターサークルに走る=千葉市、フクダ電子アリーナ(V・ファーレン長崎提供)

 明治安田J2最終節(12日・フクダ電子アリーナほか=11試合)V・ファーレン長崎は千葉に3-1で逆転勝ちして、第21、22節以来約5カ月ぶりの連勝で今季を締めくくった。通算18勝11分け13敗で勝ち点65としたが、他会場の結果で8位から7位への浮上にとどまり、J1昇格プレーオフ(PO)に進めなかった。
 PO進出には勝利が絶対条件だったV長崎は前半12分、セットプレーから失点したが、ここから3点を奪った。21分は最終ラインから組み立て、相手DFの背後に抜け出した澤田が持ち込んで同点ゴール。後半21分は松澤が倒されて得たPKをフアンマが冷静に決めた。フアンマは通算26ゴールで得点王に輝いた。37分はGK波多野が敵陣ゴール前に送ったパントキックを、増山が相手と交錯して倒れながらもねじ込んだ。
 ただ、前節終了時点で7位だった山形が6位甲府に2-1で勝ったため、山形が勝ち点67の5位に浮上してPO切符を獲得。千葉は6位でPOに進む。甲府は8位となった。
 三つどもえとなった残り1枠のJ1自動昇格争いは、前節終了時に3位だった磐田が栃木に2-1で逆転勝ち。勝ち点を75に伸ばし、水戸と引き分けた清水をかわして2位に上がり1年でのJ1復帰を決めた。東京Vは大宮に2-0で快勝して磐田と勝ち点で並んだが、得失点差で3位。清水は4位となった。既に優勝が決まっていた町田は仙台を3-1で退けて勝ち点87で終えた。

© 株式会社長崎新聞社