冨樫さん(酒田一中3年)が文科大臣賞受賞 東京、少年の主張全国大会

冨樫蒼汰さん

 第45回少年の主張全国大会が12日、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれ、北海道・東北ブロック代表として出場した酒田一中3年冨樫蒼汰さんが、最高賞に次ぐ文部科学大臣賞に輝いた。

 全国5ブロックの代表者12人が出場し、秋篠宮家の次女佳子さまが臨席された。冨樫さんは「大切な家族」と題して自閉症スペクトラム障害の弟との出来事を紹介。つらく当たってしまった経験から、「家族が理解者でなければならない」と反省し「手助けが必要な人に、率先して手を差し伸べられる人になりたい」と結んだ。

 冨樫さんは9月に開催された「第62回県少年の主張大会―いま伝えたい私のメッセージ」(山形新聞、山形放送、県防犯協会連合会、県青少年育成県民会議など主催)で最優秀に輝き、その後の審査で北海道・東北代表に選ばれた。各地で行われた全国大会の予選には38万人を超える中学生が出場している。

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