「Q1」(山形)などたたえる 山形経済同友会、「景観賞」の表彰式

県知事賞の表彰を受ける「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」設置者である山形市の井上貴至副市長(右)=山形市・山形グランドホテル

 山形経済同友会による第36回やまがた景観賞の表彰式が13日、山形市の山形グランドホテルで行われた。最高賞の県知事賞に選ばれた「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」(山形市)をはじめ、各受賞団体の代表者に賞状と副賞が贈られた。

 鈴木隆一代表幹事は「活動を続ける熱い思いに感動した。受賞が誇り、励みになり、事業が発展することを願う」とあいさつし、坂部登景観賞委員長が選考経過を報告した。平山雅之副知事がQ1設置者である山形市の井上貴至副市長に表彰状などを手渡した。

 続いて、前田直之代表幹事が山形経済同友会賞「『みんなの居場所 岡縁里』と黒塀のまちなみ」(中山町)のNPO法人柏倉家文化村の飯野清治代表理事に贈呈。同友会奨励賞「かみのやま草屋根プロジェクト」(上山市)の羽州街道「楢下宿」研究会の佐藤司郎会長、同じく奨励賞「月山高原の景観づくり」(鶴岡市)の月山高原農地委員会の斎藤力会長にも贈られた。各賞の推薦者も表彰した。

 Q1は山形市が山形一小の旧校舎を改修、整備した文化創造都市の発信・交流拠点。店舗やオフィスが入り、産業と文化活動の変革を促すことで新たな発想や事業、人材の創出につなげている。受賞者を代表し、井上副市長が「今後も皆さんと共に文化、芸術を振興し、街中のにぎわいをつくりたい」と謝辞を述べた。

© 株式会社山形新聞社