大谷翔平が「超高額な短期契約」に応じる可能性 米記者が伝える

北米スポーツ史上最高額となる総額5億ドル超えの大型契約を手にすることが確実視されている大谷翔平だが、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者は日本時間11月14日、大谷が短期契約に応じる可能性に言及した。ゴンザレス記者によると、大谷の考えをよく知る人々は「大谷は超高額な短期契約に前向きかもしれない」と考えているという。年平均額の歴代最高はマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーの4333万ドルだが、大谷は短期契約でこれをはるかに超える年俸を手にすることになるかもしれない。

MLB公式サイトは「大谷が短期契約に応じるならば、獲得に乗り出す可能性があるチームは大幅に増加するだろう」と指摘。仮定の話になるが、大谷に10年5億ドル(年平均5000万ドル)を保証できないチームであっても、3年2億ドル(年平均6666万ドル)なら獲得のチャンスがあるというわけだ。

短期契約は大谷側にもメリットがあると言える。大谷は右ひじの手術によって来季投げられず、2025年以降もどれくらい投げられるかは不透明な状況だ。その状況で長期契約を結ぶとしても、本来得られたはずの契約からの減額は避けられないだろう。たとえば「2年目終了後にオプトアウトできる3年契約」であれば、2025年シーズンに二刀流の復活をアピールしたあとに再びFAとなることができる。2025年シーズン終了後、大谷はまだ31歳であり、改めて超大型契約を結ぶチャンスはあるだろう。

すでに大谷争奪戦にはドジャース、ジャイアンツ、レンジャーズといった豊富な資金力を持つチームが参戦しているが、大谷が超高額な短期契約に応じる姿勢を示せば、より予算規模の小さいチームでも争奪戦に加わることが可能になる。MLB公式サイトは「そのシナリオは野球のFA市場において、誰も見たことがないような狂乱を生み出す可能性がある」と記している。

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