トッテナムがスポルティングCPのアタッカー2枚を視察したようだ。イギリス『90min』が伝えている。
アンジェ・ポステコグルー監督を迎えてチーム力が向上した印象のトッテナム。直近のプレミアリーグ2試合はややショッキングな形で2連敗を喫しているが、昨シーズンからの向上は称えられるべきだろう。
そんな彼らは12日、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)の大一番、第11節のベンフィカvsスポルティングにスカウトを派遣。アウェイチームの日本代表MF守田英正も先発出場したなか、お目当ては守田の同僚アタッカー2枚だったという。
その2人とは、この一戦でスポルティングの[3-4-2-1]において2シャドーを担った元U-20イングランド代表FWマーカス・エドワーズ(24)と、元ポルトガル代表MFペドロ・ゴンサウヴェス(25)だ。
スパーズファンはご存知、エドワーズはトッテナムの下部組織出身。しかし、マウリシオ・ポチェッティーノ監督時代のファーストチームで居場所を見つけるのは容易ではなく、2019年夏にポルトガルへ。中堅ヴィトーリアでの奮闘を認められ、昨年1月にスポルティングへと加入した。
ゴンサウヴェスは2年以上もA代表から遠ざかっているのが不思議なほどの実力者であり、スポルティングの命運を左右する存在。2020年夏から所属し、クラブ通算146試合で63ゴール38アシストを記録している。左右のサイドハーフ、トップ下、セントラルハーフと、どこでプレーしても攻撃に関与できるハイレベルなアタッカーだ。
なお、エドワーズに関しては、スポルティングが売却を決定した場合、下部組織時代を過ごしたトッテナムに育成補償金が入ることに。トッテナムはこれの一部を利用し、今年1月にスポルティングからDFペドロ・ポロを獲得する際、移籍金を引き下げることに成功したとのことだ。
ペドロ・ポロを巡る交渉を通じてスポルティングとの関係を深めたトッテナム。エドワーズとゴンサウヴェスは来年1月の補強候補だろうか。