ビリー・アイリッシュ、友人リル・ヨッティが自分の胸についてラップすることは気にしていないと語る「楽しいと思う!」

10代はそもそも何かと不安定な時期で、しかも10代でありながら世界中から視線が向けられる中で、自分の体との向き合い方をナビゲートするのはなおさら大変だろう。ビリー・アイリッシュにとってこれがキャリア初期に経験した試練で、彼女の体型に関するあらゆる憶測や心無い意見でネットは溢れていた。

米バラエティの最新インタビューでビリーは、トレードマークにもなっているオーバーサイズの衣装を選んできたのは、自分を“人から性的な目で見られないようにするためではない”と強調しつつ、「私は巨乳です。9歳のときから巨乳で、それが私なんです。そういう見た目なんです」と述べた。彼女が16歳のときに人前でタンクトップを着るなど、まれに肌を露出するとメディアがお騒ぎし、不要な注目を浴びることになった。世間からの自身の体への関心について彼女は、「露出度の高い服を着ると、みんなから“あれ、でも性的な目で見られたくなかったんじゃないの”って言われて」と述べ、「ふざけるんじゃねー!私は文字通り、ときに性的でもある存在なんだから。くそくらえ!」と思っていたたことを吐露している。

ただ、ドレイクの「Another Late Night」で、友人のリル・ヨッティが、「彼女はビリー・アイリッシュのような巨乳だけど、歌は歌えない」とラップしたことについては、特に問題はないという認識のようだ。このフレーズに気分を害したかと尋ねられたビリーは、まったく気にしていないと答えた。ドレイクのニュー・アルバム『フォー・オール・ザ・ドッグス』に収録されているこの楽曲について彼女は、「楽しいと思う!光栄です!ヨッティは友達なんです。ドレイクも友達です。これはジョーク。私は巨乳ですし。(楽曲は)大好き」と話している。

また、インタビューの別の部分で彼女は、音楽界で女性に適用されるダブル・スタンダードについて思いをぶちまけている。「男性の体については誰も何も言わない。筋肉質ならクール。そうでなくてもクール。すごく細ければクール。オヤジ体型ならクール。ぽっちゃりなら最高!みんな満足しています。どうしてかわかります?女子は優しいからです。彼女たちはあるがままの人を見るから、みんな気にしないんですよ!」と彼女は持論を語っている。

米バラエティの“パワー・オブ・ウィメン”インタビューでは、【アカデミー賞】で話題となった映画『バービー』の「What Was I Made For?」や、ビリーの女性性/女性らしさとの微妙な関係、植物ベースの食生活への熱烈な支持についても触れられている。

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