3Dフードプリンターでトースト 服選びも AIが取り巻く日常生活 「ポッド・ジェネレーション」本編映像

2023年12月1日より劇場公開される、持ち運び可能な卵型の”ポッド”で赤ちゃんを育てるカップルを描いたSFラブコメディ「ポッド・ジェネレーション」から、AIが取り巻く日常生活を描いたシーンの、本編映像が公開された。

AIの発達した近未来のニューヨーク。レイチェルとアルヴィーの生活は、“エレナ”というAIが全面的にサポートしている。レイチェルが目覚めると自動でカーテンを開け、コーヒーを淹れたり、3Dフードプリンターでトーストを焼くだけでなく、セロトニンなど体内の数値を計って日々の過ごし方をアドバイスしてくれる。エレナの提案にレイチェルは「悪いけど今週は忙しいの」と謝りながら断り、エレナをただのAIではなく、より身近な存在として接している。エレナは毎朝の服選びでも活躍。何を着たか覚えているため服装が偏る心配もないのだった。

本作では、“エレナ”だけでなく、“イライザ”というAIセラピストも登場する。イライザは緑と花に囲まれたカラフルな目玉という強烈なビジュアルだが、れっきとしたセラピストで人間のセラピストでは敵わないほどの知識量を持ち、患者を客観的に判断する。レイチェルとアルヴィーはポッド妊娠の不安や悩みをイライザに相談し、一つずつ問題を乗り越えていく。

「ポッド・ジェネレーション」は、AI(人工知能)が発達した近未来のニューヨークを舞台に、持ち運び可能な卵型の”ポッド”で赤ちゃんを育てることを選択した、あるカップルの変化を描いた物語。ハイテク企業に勤めるレイチェルは、新しい出産の方法を提案する最新テクノロジーに心ひかれる。一方、自然界の多様性を守ろうと日々奮闘している植物学者のアルヴィーは、自然な妊娠を望む。そんな2人が”ポッド妊娠”を選択し、出産までの10カ月間でどのような”新時代の育児”と向き合うのかを、優しくコミカルに描く。

主演は、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのエミリア・クラーク。製作総指揮としても参加しているクラークは、“女性の自由の可能性”と“母性の葛藤”を、レイチェルという人物を通して体現した。共演は、「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォー。監督は、本作が長編3作目となるソフィー・バーセス。本作で「商品化に最もそぐわないものをテーマに据えようと考えた」というバーセスは、洗練されたビジュアルと遊び心、そして哲学的な感性を持って、“新しい未来”に切り込んでいる。

【作品情報】
ポッド・ジェネレーション
2023年12月1日(金)TOHOシネマズ シャンテ、ホワイトシネクイントほか全国公開
配給:パルコ
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