川之江信用金庫に勤務していた男性職員が、4年半にわたり客から預かった現金などあわせて330万円余りを着服していたことがわかりました。
着服していたのは川之江信用金庫の南支店に勤務し、渉外担当だった32歳の男性職員です。
信用金庫によりますと、先月、客から預けた現金や小切手の入金がされていないなどと申し出があり、担当した男性職員に確認したところ、着服を認めたということです。
その後の調査で、男性職員は今年9月までの4年半に、所属していた3つの支店で19人の客から預かった入金用の現金などあわせて336万円余りを着服していたことが判明しました。
男性職員は、着服した金について「借金があり返済に充てていた」と話しているということで、先月31日付けで懲戒解雇されています。
なお、被害金は全額返済しているということです。
川之江信用金庫は現時点で職員の刑事告発はしない方針で、「事件を厳粛に受け止め、信頼回復に向け内部管理態勢の充実・強化を図る」とコメントしています。