クマの目撃件数が前年度の2倍以上に 「出会ったら、ゆっくり後退して」 観光客に注意呼びかけ

クマの目撃情報が相次ぐ中、岐阜県恵那市では警察官や市の職員らが、登山客らにクマ避けの鈴などを配布して注意を呼び掛けました。

10月16日、恵那市のガソリンスタンドで撮影された映像、そこには子熊が倉庫の中を動き回り、窓から外へ逃げていく様子が残されていました。

全国的にクマの目撃情報が相次ぐ中、恵那市でもクマの目撃情報が今年度19件あり、恵那市岩村町にある史跡「岩村城跡」では14日、訪れた観光客らに警察官や市の職員らがクマよけ用の鈴やチラシを配りました。

また、児童の下校時間にもクマの目撃情報が相次いでいることから、岩村町にある小学校では、警察官が集団下校する児童の見守り活動を行いました。

(恵那警察署 山内康行警部)
「クマに出会った際は、そのまま動かず。大声を出さず、ゆっくり後退することが大切。いざという時に対処できるよう広報していきたい」

岐阜県内のクマの目撃件数は昨年度が250件なのに対し、今年度は13日までに、すでに562件と2倍以上に増えていて、今後も警察と行政で連携して対応することにしています。

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