11月10日、愛媛県松山市と韓国・釜山を結ぶ定期便が就航しました。
さらなるインバウンドの増加に期待が高まる中、“ある場所”が今、韓国の観光客から人気を集めています。
10日に就航した松山と韓国・釜山を結ぶ定期便。
(愛媛県・中村時広知事)
「アニョハセヨ~」
釜山からの第1便は満席で、220人が愛媛に降り立ちました。
運航するのは韓国のLCCエアプサンで、本数は水・金・日曜の週3往復。
人口340万人を有する、韓国第2の都市・釜山との定期便は、中四国の空港では初で、県は年間およそ15億7000万円の経済効果を見込んでいます。
韓国人旅行客の人気の観光スポット「道後温泉」がある松山。先月からソウル便が毎日運行される中、新たな路線が就航するほど、訪日韓国人にとって魅力的なスポット。
(愛媛県・中村時広知事)
「中心部から30分圏域に9か所のゴルフ場、1時間圏域に16か所のゴルフ場、空港と街中も近い」
コロナ禍を経て韓国では、密にならず楽しめるゴルフの人気が急上昇。国内は利用料が高騰していることから、日本でゴルフを楽しむ観光客が多いそうです。
特に松山は空港からゴルフ場へのアクセスが良いのが特徴で、空港からおよそ1時間という東温市のゴルフ場でも、現在、韓国からの客が予約全体の2割ほどを占めているということです。
(松山国際ゴルフ倶楽部・清水茂副支配人)
「コロナ禍以前は1~2組の客(の日)が多かったが、最近は5~10組という大きなコンペのような形で(韓国から)来る人が増えている。このままの感じで推移してくれたらありがたい」
年末までの予約率は、9割前後で推移しているという釜山線。
今後も、韓国での愛媛人気は続きそうです。