「三ヶ日ミカンの人気を肌で実感」三ヶ日町“みかん大使”の子どもたちが福井県へ 課せられた“ミッション”とは

三ヶ日ミカンで知られる浜松市北区三ヶ日町の子どもたちが福井県を訪ねました。子どもたちに課せられたミッションとは?

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<ミカンの収穫風景>
「傷付けないようにハサミの先で、ポチっと切る」

農家の説明を受けながらブランドミカンの「三ヶ日ミカン」を収穫しているのは、地元の浜松市立尾奈小学校の児童たち。

<児童>
「採れました」

三ヶ日町の小中学生40人は「三ヶ日みかん大使」に任命され、2つのミッションを課せられていました。

バスに揺られること4時間。

一行が到着したのは福井県大野市です。

<ミカン販売の様子>
「三ヶ日みかん、美味しいですよ」

道の駅、越前おおの荒島の郷でミカンの販売を始めた子どもたち。1つ目のミッションは「三ヶ日ミカン」のセールスでした。

浜松市の「三ヶ日まちづくり協議会」と福井県大野市のまちづくり会社が交流があったことから生まれた企画で、「三ヶ日みかん大使の訪問」は今回で4回目。

一袋1kgを超えるミカンが300円、通常の半額以下というお得感も相まって200kg分用意したミカンは完売しました。

<客>
「3つ」

<客>
「みんな一所懸命採ったんでしょ。美味しいしかないの。三ヶ日って聞くと、どうしたってね」

<浜松市立三ヶ日中学校 井口綾海さん(2年)>
「今回地元の自慢である三ヶ日ミカンの販売に携わることができてとてもいい経験になりましたし、とても人気があるなと、肌で実感できました」

大野市では、さらに知名度を上げつつある「三ヶ日みかん」。

大使たちは地元のミカンの“知名度”を肌で感じる機会になったようです。

一行は越前大野城の城下町として栄え、北陸の小京都とも呼ばれる街並みを視察。

子どもたちに与えられた2つ目のミッションは、いま、観光客誘致に力を入れている大野市に学び、地元・三ヶ日のまちづくりに生かしてもらうことです。

<浜松市立三ヶ日中学校 山本真弘さん(2年)>
「すごい昔の街だけど、すごくきれいに残されていて、いいなと思いました」

<浜松市立三ヶ日中学校 河合帆南さん(2年)>
「すごい穏やかでゆったりとしていて、三ヶ日町と似ているなって思う事がありました」

<三ヶ日まちづくり協議会 外山昭博会長>
「大野城の歴史を子どもたちが実感して三ヶ日の街づくりにこれから生かしていってもらえるようになったらいいなと思っています」

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