EU、重要原材料法案で大筋合意 レアアースなど中国依存低減へ

EUの旗(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は14日までに、リチウムなどのレアメタル(希少金属)やレアアース(希土類)について、2030年までにEU域外の特定の一国に65%以上依存しないようにするなどの目標を定めた「重要原材料法案」で大筋合意したと発表した。EUはレアアースの98%を中国から調達しており、同国への依存を減らすのが狙い。

 EU欧州委員会が今年3月に提示。全加盟国で構成する理事会と欧州議会が13日に内容に大筋で合意した。双方の正式な承認を経て導入される。

 法案は年間消費の10%を域内で採掘し、40%を加工、25%をリサイクルするとの目標も掲げる。

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