ナポリの次期監督候補にマッツァーリ氏が急浮上! トゥドール氏とは交渉が難航か

[写真:Getty Images]

ナポリが、ルディ・ガルシア監督(59)の後任としてワルテル・マッツァーリ氏(62)の招へいを動いているようだ。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じている。

ルチアーノ・スパレッティ監督(現:イタリア代表)が率いてスクデットに輝いた昨シーズンが別格だったナポリ。契約を巡ってデ・ラウレンティス会長に不信感を募らせた同監督が退任し、今季からルディ・ガルシア監督(59)を迎え入れたが、美しき昨季の姿は面影さえない。

セリエA第12節を終え、かろうじてチャンピオンズリーグ(CL)圏内の4位につけるが、首位インテルとは勝ち点「10」差。12日には降格圏のエンポリに本拠地で敗れ去り、イタリアメディアがほぼ一斉に「ガルシア監督解任へ」と報じ始めている。

『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』によれば、後任の最有力には昨季までマルセイユを率いた元クロアチア代表DFイゴール・トゥドール氏(45)が挙がっていたが、契約延長条項と希望年俸の問題で交渉が難航。その後、マッツァーリ氏が新たな候補として浮上したという。

そして、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は次期ナポリ監督に関する自身の悩みを解決すべく、マッツァーリ氏との話を進めることを決めたという。

これまでレッジーナ、サンプドリア、インテル、ワトフォードなどの指揮官を歴任してきたマッツァーリ氏は、[3-4-3]や[3-5-2]をメインシステムに多くのクラブで確かな実績を残してきたイタリア屈指の経験豊富な指導者。直近は2021年9月から2022年5月までカリアリの指揮官を務めていた。

また、同氏は2009年10月から2013年5月までナポリの監督を歴任した経験をもっており、復帰が決まれば約10年ぶりの期間となる。

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