岩手県奥州市水沢の菅田詩乃さん(36)は選書や店舗の本棚コーディネートなどを行う「むすび詩(うた)文庫」を運営している。人柄や興味などに合わせて「ぴったりの一冊」を提案。図書館勤務や本に救われた経験も生かし、本を通じて「一人一人に合ったさまざまな考え方や方法がある」ことを伝え、元気を届ける。
同市前沢のカフェsolka(ソルカ、山口由香マネジャー)の一角にある本棚に、菅田さんおすすめの本が並ぶ。「人生で大切なことはコーヒーが教えてくれる」「くもをさがす」などエッセーや実用書を中心に15冊ほど。2カ月に1回程度で入れ替えている。
選書サービス(1冊600円)は「今の気持ち」や「旅行に行くならどこ?」などのアンケートで、その人をイメージすることから始まる。メール、インスタグラムを通じてやりとりし、おすすめを丁寧に選んで提案する仕組みだ。
問い合わせはインスタグラムへ。