仮想スポーツの共同研究で協定 JSCとローイングIF

「バーチャル(仮想)スポーツ」に関する覚書を締結し、撮影に応じるJSCの芦立訓理事長(左)とローイングの国際連盟のロラン会長=14日、スイス・ローザンヌ(共同)

 【ローザンヌ(スイス)共同】日本スポーツ振興センター(JSC)とローイング(旧ボート競技)の国際連盟(IF)は14日、身体運動を伴いながらオンラインで競う「バーチャル(仮想)スポーツ」の国際共同研究を推進するための覚書をスイスのローザンヌで締結した。JSCがIFと直接協定を結ぶのは初。

 ワークショップの実施や学術論文の発表などを連携して行う予定で、JSCの芦立訓理事長は「双方の持っている知見を共有してバーチャルスポーツの発展につないでいきたい」と語った。

 国際オリンピック委員会が将来的な五輪採用を視野に入れるなど、世界的にバーチャルスポーツを推進する動きが活発化している。

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