長崎県内初 川棚町が「スポまち!長官表彰」に選出 ホッケーの普及、交流で

町教委職員(左)の手ほどきで、ホッケーレクリエーションを楽しむ町民=川棚町百津郷、みんなでワハハ

 「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰(スポまち!長官表彰)」に、ホッケーを生かした長崎県東彼川棚町の一連の事業が選ばれた。県内で表彰されたのは同町が初めて。
 同町は過去2度の地元国体でホッケー会場となった。県立川棚高男子ホッケー部が発足した4年後、1969年に1巡目長崎国体が開かれ、盛んな地域と知られようになった。2014年長崎がんばらんば国体では、大崎半島自然公園に人工芝コートを整備。現在、町教委などが子ども向け教室を開く。同高女子ホッケー部は今夏、韓国の高校と国際交流した。
 こうした実績のほか、来夏の北部九州総体(インターハイ)会場にも選ばれ、高齢者のレクリエーションや町民応援団発足など機運を醸成する活動が評価された。町教委は「『する、見る、支える』を合言葉に町民の健康増進や地域コミュニティー強化に役立てたい」としている。表彰式は10日、東京であり、波戸勇則町長がスポーツ庁の室伏広治長官から表彰状を受け取った。
 町はコート補修やイベント開催に充てるため目標額400万円のクラウドファンディングを来年1月下旬まで実施している。

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