佐世保商高が創立100周年! 長崎初の県立商業学校 生徒の夢実現へ まい進

創立100年を祝って万歳三唱する生徒ら=佐世保市、県立佐世保商業高

 長崎県佐世保市吉岡町の県立佐世保商業高(平山政一校長、505人)が創立100周年を迎え11日、記念式典があった。在校生や卒業生ら約120人が歴史に思いをはせ、万歳三唱をして節目を祝った。
 同校は1923年4月、同市八幡町に「県立佐世保商業学校」として開校。県内初の県立商業学校だった。2年後、梅田町に移転し、戦後の学制改革で現在の校名に変更。79年に吉岡町に移った。約2万5千人の卒業生を輩出している。
 平山校長は、変化の激しい社会でも「生徒が主体的に取り組み、夢や目標が実現できる学校づくりにまい進する」とあいさつ。生徒会長で情報マーケティング科3年の桐田真子さん(18)が在校生に「これから先の100年も地域を盛り上げる佐世保商業高をつくるために、自覚と責任感を持って生活することが大切だ」と呼びかけた。
 式典後は、通販大手「ジャパネットたかた」創業者の髙田明氏による記念講演もあった。

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