違法賭博で出場停止中もユベントスと契約延長、ファジョーリはクラブのサポートに「感謝の気持ちを持ち続けたい」

出場停止中も契約延長が発表されたMFニコロ・ファジョーリ[写真:Getty Images]

ユベントスとの契約延長が発表されたイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ(22)が、クラブへの感謝を口にした。

ユベントスのプリマヴェーラ出身であり、2021年1月にトップチームデビューしてからは順調に出場機会を増やしていたファジョーリ。今季もセリエAで6試合に出場していたが、10月に違法賭博行為への関与が明らかになると、イタリアサッカー連盟(FIGC)から7カ月の出場停止処分を受けていた。

しかし、ユベントスは処分決定後もギャンブル依存症を告白したファジョーリへのサポートを公言。給与減額などの措置をとることはせず、チーム練習への参加も認めていた。

そのうえで、クラブは14日にファジョーリと2028年6月30日までの契約延長を発表。スポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントーリ氏は「我々は治療と成長をサポートする。今後数カ月の間に彼が必要とする助けを提供したい」と語り、選手を見捨てず寄り添う姿勢を示している。

ファジョーリも契約延長の発表直後に、自身のインスタグラムを更新。契約延長を喜びつつ、苦しい時期にサポートしてくれたクラブへの感謝を綴っている。

「ユベントスとの新しい契約にサインできて幸せであり、光栄だ。僕はユーベで人間として、選手として成長できたと思う。そして、この絆はさらに深まっていくだろう」

「家族、ファン、チームメイト、そしてユベントスのメンバー全員に感謝したい。僕は常に感謝の気持ちを持ち続けたいと思っている。最後までね」

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