町長のハラスメント疑惑 職員に“謝罪”も10分足らずで質疑なし パワハラの有無も言及なく「納得できない」

愛知県東郷町の井俣憲治町長が職員に対し、パワハラとみられる言動を繰り返していた問題で15日、町長は職員や議員に謝罪しました。

(録音された井俣町長の発言)
「おまえぐらいだって、そんなあほ」
「ばかじゃねえか」
「いま〇〇君がやってる仕事さぁ、パートのおばちゃんだってできるんじゃない?」

東郷町の井俣憲治町長が職員に対し、パワハラ発言をしたとみられる音声。

こうした実態を受け、ある男性職員が約230人の職員を対象にアンケートを実施したところ、回答者の半数以上が『町長からのハラスメントを受けた』あるいは『見た』と回答しました。

中には女性職員に対し「いつ巨乳になるの?」というセクハラ発言も。

そして、15日午前。

(東郷町・井俣憲治町長)
「町民をはじめ、多くの皆さま方にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びを申し上げる」

井俣町長は、町議会議員に経緯を説明するとともに質疑に応じました。一方、職員に対しても謝罪しましたが、その時間は10分足らずでした。

(職員)
「(Q.パワハラがあったかの言及は?)特になかった。『謝ったからいいでしょ』というふうに私は受け止めた。質問を受け付けることもなかったので、全然納得できない」

井俣町長は16日、記者会見を開く予定です。

© CBCテレビ