中国、麻生氏に強く反発 日米豪の結束訴えに

自民党の麻生太郎副総裁

 【北京共同】在日中国大使館の報道官は15日、自民党の麻生太郎副総裁が訪問先のオーストラリアで台湾問題に絡み日米豪の結束を訴えたことに対し「強烈な不満と断固たる反対を表明する」との談話を発表し、強く反発した。

 麻生氏が中国の力による現状変更を容認しない姿勢を示す必要があると強調したことに対し、報道官は「現状変更しようとしているのは中国ではなく、台湾独立分子と外部から干渉する勢力だ」と主張。台湾は中国の領土の一部だと訴え、中国政府と人民は主権を断固として守ると表明した。

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