リーグ4戦未勝利もミランはピオリ監督解任を検討せず…一方で負傷者続出を懸念か

リーグ4戦未勝利も、ミランのステファノ・ピオリ監督へ対する信頼は変わらず[写真:Getty Images]

ミランはステファノ・ピオリ監督の解任を考慮しない一方、何らかの変化は必要と考えているようだ。

スクデット奪還を期して臨んだ今シーズン、セリエAでの12試合7勝2分け3敗で3位につけるミラン。開幕当初こそ順調なシーズンを送るかに思われたが、直近4試合は2分け2敗と勢いが完全にストップしており、先週末に行われた第12節のレッチェ戦も2点のリードを守り切れずドローに終わった。

チャンピオンズリーグ(CL)でこそグループステージ4試合目にようやく初白星を得たが、リーグ戦での体たらくによってファンやメディアからピオリ監督へ対しての風当たりは増す一方に。ただし、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラブは現在のところピオリ監督の解任を検討していないとのことだ。

ここ最近の成績を受けても、クラブの指揮官に対する信頼は変わらない模様。ただし、負傷者が続出している現状には上層部も懸念を示しており、フィットネスコーチやメディカルスタッフへの疑念は増しているようだ。

そのため、今月のインターナショナルマッチウィーク中には、ピオリ監督とクラブの間で会談の場が設けられる可能性があるとのこと。場合によっては、トレーニング方法の調整やメディカルスタッフの人事に、クラブが介入することもあると報じられている。

ミランはインターナショナルマッチウィーク明けの25日に行われるセリエA第13節で、フィオレンティーナと対戦予定。ここで改善した姿を示せなければ、ピオリ監督の立場も安泰ではなくなるだろう。

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