体と心見つめ座禅体験 12月8日、佐賀市の願正寺

座禅体験会への参加を呼びかける龍泰寺の雲山智行さん(左)と正法寺の矢岡究道さん=佐賀市の願正寺

 佐賀市仏教会(熊谷信隆会長)は座禅の体験会を12月8日午後6時から、佐賀市呉服元町の願正寺で開く。リラックスして体と心に向き合う座禅の作法を、禅宗の僧侶が指導する。参加無料。

 曹洞宗円蔵院の高岸正順副住職が、座禅の意味や座り方など初心者向けの内容を教える。幻想的な竹明かりに照らされた広く静かな本堂で、雑念を払い自分自身を見つめ直す時間を持つ。

 同会は浄土真宗や臨済宗など八つの宗派を超え、旧佐賀市内を中心とした69カ寺が仏教の教えを広めようと集う。これまで釈迦の誕生を祝う「花まつり(灌仏会・かんぶつえ)」などイベントを開いてきた。寺に足を運んでもらおうと、釈迦が覚りを開いたと伝わる成道会(じょうどうえ)に合わせて初めて催しを開催する。

 願正寺住職の熊谷会長(67)は「いろんなものがあり過ぎて忙しい生活の中で、自分を取り戻すご縁になれば」と話す。定員30人、見学可。問い合わせは高岸さん、電話090(5920)4178。(コンテンツ部・花木芙美)

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