牙をむく怪物、火災の怖さ伝える 京都・京丹後の「防災図画」で特選

特選に輝いたポスターの原画を手に受賞を喜ぶ松尾さん(左)と岩田久美子校長=京丹後市網野町島津・島津小

 京都府京丹後市消防本部は市内の小学4年を対象に募った「防火図画」で、島津小学校(網野町)の松尾咲陽さん(10)の作品を特選に選んだ。秋の全国火災予防運動(11月9~15日)ポスターの原画に使い、学校や事業所に配って防火を呼び掛ける。

 同本部は毎年募集しており、今年は12校から228点が集まり、特選1点、入選3点、佳作6点を選んだ。

 松尾さんは、ストーブの火の付け忘れを題材に絵を描き、「一つのミスが大火災」と書き添えた。「付けっぱなしにした火の怖さを伝えたい」と、炎の中心に牙をむき出す怪物のようなデザインをあしらった。

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