在沖縄米海兵隊は15日、南西諸島の防衛力強化のため、沖縄県内の部隊を改編した「第12海兵沿岸連隊(MLR)」を発足させ、米軍キャンプ・ハンセン(金武町など)で式典を開いた。小規模で機動的な即応部隊のMLRを配置し、軍備拡張と海洋進出を強める中国を抑止する狙いだ。
式典には陸上自衛隊トップの森下泰臣陸上幕僚長ら、日米の関係者約200人が参加。連隊司令官のピーター・エルトリングハム大佐は「(南西諸島から台湾、フィリピンを結ぶ)第1列島線にいることを誇りに思う。いつでもどこでも必要な事態に対応できる部隊だ」と強調。隊旗が披露され、隊員が行進した。