「どの試合も難しい戦いばかり」 いよいよ始まるW杯アジア2次予選に森保一監督が決意! 16日にミャンマー相手に初戦

日本代表がミャンマー相手にW杯アジア2次予選の初戦へ。[写真:©超ワールドサッカー]

次回のワールドカップ(W杯)出場を目指した戦いが始まる。

昨秋のカタールW杯が終わってからフレンドリーマッチが続いた日本代表。この代表ウィークから2026年北中米W杯のアジア2次予選が始まり、16日にミャンマー代表をホームに迎え撃つ。

舞台となるパナソニック スタジアム 吹田での前日会見に出席した森保一監督は冒頭、共闘を呼びかけつつ、決意を新たにした。

「明日から2026年北中米W杯に向けてのアジア予選が始まる。チーム一丸となって一戦一戦、最善の準備をして、全力を尽くしながら戦っていく。サポーター、メディア、日本国民のみなさんにもたくさん応援していただけると思うし、みなさんの応援に応えられるようにベストを尽くして戦う。我々と一緒に厳しいアジア予選を戦ってください。よろしくお願いします」

そう力を込めた指揮官は自身2度目のW杯アジア予選となる今回に向け、前回を振り返ながら、気を引き締めた。

「我々は2026年の北中米W杯に向けて優勝という目標を掲げて戦いに挑んでいるが、目標ありきではなく、これまでどおり、目の前の一戦に最善の準備をし、一戦一戦勝利を目指すのは変わらず、積み上げていきながら、レベルアップしながら目標に向かっていければと思っている。まずは目標を掲げるなかでも、目の前の試合に集中して戦っていきたい」

「実際、カタールW杯でもアジア予選を経験したが、どの試合も難しい戦いばかりで、毎回コンディション的にも良い状態で戦えない厳しい状況のなかで勝っていかなければいけないというのを常に覚悟しながら、厳しい戦いを覚悟しながら戦っていかなければと思う。そこは2次予選も、最終予選も変わらず、一戦一戦勝利を目指して戦うことで続けたい」

そんな初戦の相手となるミャンマー(FIFAランキング158位)は2021年5月の2次予選に続く対戦。当時はホームで10-0と大勝した。

だが、森保監督は「我々の前回、カタールW杯の予選で戦ったときの印象も含めると」と前置きし、警戒した。

「時間とスペースを与えると、やはり技術を発揮して、我々にとっては対応しづらいプレーをしてくる力を持った選手がいる。しっかりと相手の良さを出させないようにしていかなければならない。対戦で考えると、勝たないといけない。周りで見てくださっている方々は当たり前に勝てるというイメージを持っていると思う」

「そのなかで、当たり前に勝つということほど難しいことはない。しっかりと気を引き締めて、対戦相手がどこであっても最善の準備をし、今持つベストの力をぶつけていくのをやっていかないといけない。危機感だけではなく、当たり前に勝つというプライドをもって戦わないといけない。プライドが上から目線になったり、自分たちに油断や隙が出て、相手に思うようにさせないようにする必要がある」

「そこはプロフェッショナルとして、我々が何をしなければならないのかというのをコンセプトのなかでしっかりとチームとして表現して勝ち切るのを考えてやっていきたい」

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