「制止していた人を車でどかすように」事故後に逃走か 制止する専門学生に何度もぶつかり 41歳の男をひき逃げの疑いで逮捕

交通事故を起こしたのに車で逃走を図り、制止しようとした男性をひき逃げしたとして、広島県警は15日、無職の男(41)を逮捕しました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、広島市安佐南区祇園に住む無職の男です。警察によりますと、男は13日の午前、同市安佐南区長楽寺で軽自動車を発進させ、専門学校生の男性(19)に複数回衝突し、けがをさせたにもかかわらず、そのまま逃げた疑いが持たれています。

事件直前、男は約300メートル離れた場所で、乗用車に衝突する事故を起こしていました。その乗用車の運転手と車を移動させた上で、話をしていましたが、突然、逃走を図りました。

その場にいた専門学校生の男性が、軽自動車の前に立ちはだかって制止しようとしましたが、前進とバックを繰り返して男性にぶつけたあと、逃げたということです。

目撃者
「轢いて逃げるぐらいの勢いで。ギリギリ轢かれずに抑えていた人をどかしてというか」

取り調べに対して男は、「そのような犯罪をしたのだと思います」と、容疑を認めているということです。

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