東京円、150円台後半 売り買い交錯

 15日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=150円台後半で取引された。14日発表の10月の米消費者物価指数(CPI)がインフレの鈍化傾向を示し、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退。日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが優勢となったが、日経平均株価の上昇で投資家のリスク選好姿勢が強まり、売り買いが交錯した。

 午後5時現在は前日比95銭円高ドル安の1ドル=150円68~69銭。ユーロは1円49銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円83~87銭。

 円はユーロに対しては下げ幅を拡大した。

© 一般社団法人共同通信社