終末期の受け皿に…岡崎にホスピス型住宅が誕生 施設長「この地域には重要な施設」愛知・岡崎市

テレビ愛知

岡崎市で11月15日、新たに開業するホスピス型住宅の内覧会が開かれました。ホスピス型住宅とは、病気に伴う心や体の苦痛を緩和し、人生の終末期を穏やかに過ごしてもらう住宅のことです。

ReHOPE岡崎 中嶋聖子施設長:
「写真なども自由に貼ってもいいですし、照明の傘も自分のインテリアに合わせて使って構いません」

11月20日に開業するホスピス型住宅「ReHOPE岡崎」は、自宅のように過ごして欲しいと、インテリアは好みに合わせて変えることができます。また容体急変に備えてベッドの横には人工呼吸器や酸素ボンベなどの医療機器も。共用のお風呂では、車イスを使っている人や寝たきりの人など、介護のレベルに応じた入浴が可能です。

施設には個室が54室あり、看護師や介護士など最大50人のスタッフが、24時間体制で療養生活をサポートします。

地元の介護関係者:
「(在宅治療で)訪問する医師や訪問看護師もいっぱいお願いして在宅でも頑張っているが、家族が疲れることが多いので、(ホスピスは)選んでもらえる1つになるのでは」

ReHOPE岡崎 中嶋聖子施設長:
「西三河地域は高齢化がどんどん進んでいるが医療依存度の高い方を受け入れる施設は多くない。この地域にホスピスができることは重要と考えている」

運営会社は、今後もニーズのある地域に、同様の施設を展開していきたいとしています。

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