モミジも夏バテ?紅葉に異変 広島

秋が深まり各地で紅葉が見ごろを迎えています。週末はモミジ狩りへ…という人も多いのではないでしょうか。しかし夏の暑さなどをうけ今年の紅葉に異変が起きています。

広島県三次市の尾関山公園では紅葉の見ごろを迎えました。

来園者「結構きれいです。(広島市)安佐南区の方はまだ全然なので(子どもが紅葉を)初めて見られてよかった」「だいぶきれいになった。連れて来てもらってよかった。いい1日にしてくれると思います」

約800本のモミジは夜になるとライトアップ。見ごろは25日ごろまで続く見込みです。

三次観光推進機構 政森進理事長「今年ほど色付きが悪い時はないように思います。こんなもんじゃないんですよ」

25年以上もの間、公園の紅葉を見てきた政森さんは異変を感じています。今年は葉によって色づきがバラバラで、まだ緑色のものや枯れている葉も多くみられます。

広島市植物公園企画広報係 久保晴盛さん「猛暑の夏が続いて降水量が少ない夏の時期からの夏バテというか、葉っぱが痛んで紅葉する前に落ちてしまったりとか、そういう意味で紅葉がまばらになっている」

三次市内の最低気温は11月に入っても10度を超える日が続き、ようやく紅葉が始まるとされる8℃を下回るようになりました。

しかし木の夏バテに加え、急激な気温の変化に対応できていないといいます。

当たり前だった秋の風物詩・・・。来年は真っ赤に染まったモミジが戻ってくるのでしょうか。

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