架空のFX持ちかけ現金だまし取る 容疑で中国人の男2人逮捕、現金は人民元に換金

滋賀県警本部

 架空の外国為替証拠金取引(FX)を持ちかけ現金をだまし取ったとして、滋賀県警組織犯罪対策課と守山署は11月15日、詐欺の疑いで、中国籍で大阪府東大阪市の会社役員の男(24)を再逮捕し、同じく中国籍で大阪市西淀川区の会社員の男(30)を逮捕した。

 逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、2022年2~3月、SNS(交流サイト)で知り合った大阪府高槻市のアルバイト男性(67)にメッセンジャーアプリで「銀行で働いている」「20~70%の元本を稼げる」などと持ちかけ、4回にわたり現金計53万円を指定口座に振り込ませ、だまし取った疑い。

 同課によると、2人は日本人女性を名乗って男性とやりとりし、現金は人民元に換金していたという。会社役員の男は同様の手口で滋賀県守山市の女性(53)から約1300万円を詐取したとして、10月、中国人の女2人とともに逮捕されていた。

© 株式会社京都新聞社