幸福度、おいらせが東北1位・藤崎2位

 賃貸住宅建設大手・大東建託(本社東京)が15日に発表した「いい部屋ネット 街の幸福度ランキング2023東北版」で、前年6位だった青森県おいらせ町が初めて1位になった。2位には前年まで2年連続東北1位だった藤崎町が選ばれた。

 調査は、東北6県在住の20歳以上を対象にインターネットで実施し、4万9690人の回答を集計。住んでいる自治体の満足度について「非常に幸福」を10点、「非常に不幸」を1点とした10段階評価に基づき、100点満点で計算した。青森県関係ではこのほか、前年13位だった六戸町が7位に順位を上げ、トップ10入りした。

 同社賃貸未来研究所の宗健フェローは「おいらせ町と六戸町に関しては降雪量の少なさが影響したと思われる。安定的な仕事、収入があり、家族で戸建てに暮らせる環境にあることが幸福度の大きな要因になっている」と分析。

 おいらせ町の小向仁生副町長は「町のPRポイントの一つになる結果。幸福と感じてくれ、1位に選ばれたことは大変うれしい」と語った。

 同社は同日、住み続けたい街ランキングの結果も発表。1位は3年連続で宮城県富谷市、2位は山形県東根市(前年7位)、3位同県遊佐町(同ランキング外)だった。青森県関係は、弘前市が4位(同5位)。県内版では3年連続1位となった弘前市の桜田宏市長は「自然・観光資源のほか、行政サービスなど総合的に評価いただけた」とコメントした。

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