【ベトナム】ビン・タクシー、米国市場進出の機会探る[運輸]

ベトナムの国産車メーカー、ビンファストの電気自動車(EV)を使うタクシー・レンタカー会社、GSMグリーン・アンド・スマートモビリティーは14日、グエン・バン・タイン最高経営責任者(CEO)のインタビューを配信し、2024年の早期にカンボジアなど東南アジア市場に進出するのに続き、米国市場への参入を検討していると明らかにした。

タイン氏はGSMの国際展開に関して、まずは2023年中にラオス市場での展開を首都ビエンチャンから全国規模に広げたうえで、24年の早い時期にカンボジア、そこから間を置かず他の東南アジアへの進出を計画していると明言。さらに、(ビンファストが海外市場攻略の足掛かりと位置付けている)米国市場に参入する機会を探っていると述べ、「適当なタイミングで公表したい」と付け加えた。

GSMは東南アジア市場から、ビンファストは米国市場からと国際拡大戦略には違いがあるが、タイン氏は「グリーンでスマートなモビリティー社会を世界に広げていくという目標は共通だ」と強調した。

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