タイのセーター首相兼財務相は、米電気自動車（ＥＶ）大手テスラが来年第１四半期（１～３月）にタイへの工場設置可否を判断するとの見通しを示した。同社の経営陣と面会し、タイ投資拡大の手応えを得たようだ。15日付プーチャッカーンが報じた。
セーター首相はテスラの米フリーモント工場を視察し、経営陣と面会した。テスラ経営陣はタイ投資に高い関心を示し、タイの民間企業が提示した工場設置候補地３カ所などを担当者が視察する予定だという。首相は、今月26～28日に北部チェンマイ県で開かれるイーペン祭り（ロイクラトン＝灯籠流し）を訪れることも提案した。タイのソフトパワーをアピールする機会になると見込む。
テスラは昨年４月に現地法人テスラ（タイランド）を設立し、タイでＥＶを販売している。
